大浪曲!?廣澤虎造と梅中軒鶯童のSP盤アルバムについて

2019年8月3日

浪曲のSP盤は、大抵4枚組とか5枚組とかが普通ですが、今回紹介するのは豪華アルバム版でセットになってる大長編モノです。

なんとタイトルにも、

大浪曲

と入っております。

クラシックだと当然長時間になりますから、アルバム収納になっているものは珍しくないのでしょうが、管理人ホシガメは主に邦楽の流行歌か浪曲を軸に蒐集しておりますので、手持ちのSP盤の中でアルバムセットになっているのは、今回ご紹介のモノだけです。

どれも最近入手したもので、1枚ずつ取り出しながら状態を確認しつつ、スコッチのメンディングテープでアルバムの袋を補修しておきました。(何分にも古いものなので、あちこち破れだらけですから)

そのうち1冊は、破損が酷すぎたので補修を諦め、現行品の「10インチ紙製内袋穴空き」に収納することにしました。

以下、全てテイチク盤となっております。(たまたま)

大浪曲 清水次郎長傳 前編 廣澤虎造

テイチク専属ってありますけど……、他のレコード会社からも出してるはずなので不思議なのですが、当時は短期間の専属契約を各社としてたのでしょうかね?

前編の方は、背表紙にも「清水次郎長傳 廣澤虎造」とあります。

レコード番号はA217が1枚目のはずなのですが、手持ちのモノでは1枚目と2枚目が欠品しているので、A219(N2273)が一番若い番号です。そこからA228までが前編のセットで、本来は12枚組(1面~24面)のアルバムとなっております。

調べてみたところでは、1940年の11月が新譜リリース時期のようです。

大浪曲 清水次郎長傳 後編 廣澤虎造

後編の方はテイチクの汎用アルバム?に入った状態で入手しました。前編の作りからすると、本来は同一デザインで製本されたアルバムに入っていたのかもしれませんが……。

こちらも本来はA250(N2652)から始まる12枚組(1面~24面)なのですが、手持ちでは残念ながら1枚目と12枚目が欠品しておりますので、A251(N2654)~A260(N2673)までしかありません。それと2枚目のA251には割れがあります。

せめて12枚目はあってほしかったところですね……。

こちらの新譜リリース時期は、前編の翌月1940年12月のようです。

大浪曲 清水次郎長外傳 追分三五郎 廣澤虎造

この外傳とされているアルバムは、サブタイトルが「追分三五郎」となっており、現代の復刻CD全集などで外伝と表記される場合があるもの(鬼吉の喧嘩状 夕立勘五郎 湯島の初寄り合い……など)とは外伝の定義が違うようですね。

入手時のアルバムが、上記画像の左側や下にあるテイチクの汎用タイプのもの?で、表紙ラベルも背表紙ラベルもありません。

レコード番号はA615(N3060)からで、12枚組(1面~24面)全部そろっております。

こちらは新譜リリース時期が不明です。テイチクのレコード番号をDB化されてるサイトにも情報がありませんでした。

大浪曲 豪商 紀文傳 全編 梅中軒鶯童

これはアルバム1冊で全編となっており、12枚組(1面~24面)です。

背表紙にも「豪商 紀文傳 梅中軒鶯童」と、しっかりした書体のラベルが貼ってあります。

レコード番号はA300(イ212)~A311までなのですが、残念ながら7枚目(A306)が欠品しております。

新譜リリース時期は、1941年1月のようです。

以上、手持ちのSP盤からアルバムもの大浪曲の紹介でした。因みに、試聴程度には蓄音機にかけてみましたが、どれもまだ通しで聞いたことはありません……。

それぞれ10枚以上の組み物ですから、鑑賞には結構な時間と労力が伴います。ですので、ゼンマイ手回しを繰り返しながら一気に鑑賞するモチベーションが湧いたら、チャレンジしたいと思います!

普段はどうしても、寝転がって手軽に操作できる、ハイブリッド電蓄がメインになってしまいますねぇ~w